男性育休がニュースに取りあげられる機会も増えてきて、
育休に興味のある男性も増えているのではないでしょうか。
しかし、乳幼児と接する機会が少ない方にとっては、
実際の育児や育休中の生活はイメージしづらい点もあるかと思います。
ここでは、実体験をもとに、男性が育休を取得するメリットをご紹介します。
男性が育休を取得するメリット
① 子供の成長を見ることができる
② 夫婦で子供の可愛さ、子育ての大変さを共有できる
③ 給付金が出るので、安心
① 子供の成長を見ることができる
そもそも、子供と過ごせる時間は短いです。
NHKの『チコちゃんに叱られる』という番組で
実際に、人生において親が子供と過ごせる時間は、
母親: 約7年6ヵ月
父親: 約3年4ヵ月 と紹介されていました。
幼稚園入園で18%源、卒園で32%源
小学校で55% 半分以上に
18歳で親元を離れる時点73%源
子どもと過ごせる時間は想像以上に短いですよね!
そして、子供の成長スピードはとても早いです。
一度成長すると昔の姿はもう見られないので。
今しか見れない子どもの成虫する姿をしっかり見守れるのが、
育休を取る一番のメリットではないでしょうか。
② 夫婦で子供の可愛さ、子育ての大変さを共有できる
育児に大人2人の手で対応できるのはとても大きいです。
1人で家事・育児をするワンオペ状態では、一方にかかる負担が倍以上に大きいです。
出産後、奥さんは出産でとてもダメージを負っています。
そして、初めての育児、また、第二子第三子の場合、上の子の育児と新生児の育児で
家庭環境は信じられないハードになります。
加えて、コロナ禍で実家を頼れず「夫婦2人しか育児に参加できる人がいない」という状況の方も
多いのではないでしょうか。
(今はファミサポなど、公的なサポート機能や民間の代行業者もありますが。)
このハードな時期に、夫婦で協力して家事・育児に取り組めるかどうかが、
今後の家族間の信頼や関係性に大きく関わると思います。
日本では、末子が2歳未満の時の離婚率が高く、3割のカップルが結婚後5年未満に離婚しているそうです。
結婚後、5年未満の時期って、子育てしている真っ最中の時期だと思います。
離婚理由の一番の理由は、「性格の不一致」らしいのですが、
この子育て時期に、夫婦で子育てや家事に対しての考え方の認識にズレが生じてしまいます。
(経験談)
私は、第一子が生まれた時は、単身赴任状態で関われませんでした。
昨年第二子が生まれ、半年間の育休を経験して感じたことは
「子どもは可愛いけど、育児ってこんなに大変なんだ」、
「会社での仕事よりも数倍ハードだ、、、」ということでした。
そのため、ワンオペで家事・育児をしていた妻との認識の差は、
気づかない間に大きく広がっていました。
この大変な時期に、「育児を妻に任せっパなしにするか」、
「自分も積極的に関わるか」で、夫婦間の信頼関係が大きく変わると思います。
子供が独立したときに、パートナーに
「大変なときに、あなたはいなかった(育児に参加しなかった)」
と言われないようにしたいものですね。
③ 『育児休業給付金』の支給
育休期間中は、会社から貰う給料はなくなります。
その代わりに国から、育児休業給付金がもらえます。
支給期間は、母親と父親で異なります。
母親の場合、産後休業期間の終了後、
その翌日から子供が1歳となる前日までの育児休業期間が対象です。
父親の場合、子どもの出生当日から
1歳の誕生日を迎える当日までの育児休業期間が対象です。
※支給額や支給条件には、夫婦の違いはありません。
支給額について
育休開始から180日(約半年)までは
「育休取得前の半年間の平均給与×67%」です。
181日目(半年)以降は
「育休取得前の半年間の平均給与×50%」です。
育休中は、社会保険料が免除されます。
毎月の給与は、2割程度社会保険料で控除されていますので、
育休中の給付金と、通常の給与の手取り額はほぼ同額でした。
※注意点
支給タイミングは、私の場合、育休を取得して3ケ月目に
まとめて2か月分支給されました。
貯蓄がある程度ないと、至急までの間多少の金銭面の不安がありますので、
蓄えがある程度必要(生活費×3か月分)はあったほうがよいと思います。
また、ボーナス支給月に育休を取得すると、社会保険が免除されるため
いつもよりボーナスの手取り額が増えます。
男性が育休を取得するメリット
① 子供の成長を見ることができる
② 夫婦で子供の可愛さ、子育ての大変さを共有できる
③ 給付金が出るので、安心
以上3点が、育児休業を半年間取得した私が考える、
パパ育休のメリットです。
ご家庭によって、子育ての環境や難易度は様々だと思いますが、
これから子育てをしていく方、パパ育休を検討している方の
参考になれば幸いです。